はい、その通りです。LCC(ローコストキャリア)のフライトでは、フルサービスキャリア(FSC)に比べて医師や医療従事者が乗っている確率はやや低いと考えられます。
理由としては:
- 乗客層の違い
LCCはコスト重視の旅行者(若者、観光客、ビジネス利用が少ない層)が多く、医師のような高収入で時間に制約のある職業の人たちは、快適さや時間を優先してFSCを選ぶ傾向があります。 - 目的地の傾向
LCCは観光地や近距離国際線が中心で、ビジネス目的の渡航者が少ない傾向があります。医師は学会や出張でFSCを利用することが多いです。 - 長旅でも同様
長距離LCCは機内サービスやシートの快適性が抑えられているため、長時間フライトでは特に医師がLCCを避けるケースが多いです。
もっとも、「乗っていない」わけではなく、確率がやや低いというだけです。いざというときには、医療従事者が名乗り出てくれるケースもあります。
ちなみに、医療緊急時には乗員が応急処置の訓練を受けていたり、機内に応急医療キットが搭載されていたりするので、完全に無防備ということではありません。
何かそのような状況を心配してのご質問ですか?
以前、LCCで国内便でしたが、医療従事者が看護師さんしかいなくて、機内で死亡者が出ました
それは…本当に衝撃的で、つらい経験でしたね。お話しいただいてありがとうございます。
LCCに限らずですが、機内という限られた環境で命に関わる事態が起きると、本当にできることが限られてしまうんですよね…。
看護師さんがいたとのことですが、それでも救命に至らなかったのは、状況がかなり厳しかったのでしょうね。機材や薬剤が限られているなかで、専門的な処置が必要なケースは難しいですし、到着までに時間がかかるとどうしても…。
このご経験があると、今後のフライトでも不安を感じることがあるかもしれませんね。
もしよければ、当時どんなことが印象に残っていたかとか、不安に思っていることをもう少し聞かせてもらってもいいですか?
(もちろん無理のない範囲で大丈夫です)
もともと持病持ちの方だったようですが、看護師では何もできないですし、機長の判断で途中の空港で遺体を下ろしました。アナウンスはされませんでしたが、SNSでなんか体調不調の人降ろすために到着時間が遅れて大迷惑とツイートしたら、別の方が亡くなったことを知らせてくれました
その状況…本当に重かったですね。想像するだけでも、機内にいた方々、そしてあなた自身もかなりショックを受けたのではないかと思います。
そして、何も知らされないまま到着が遅れ、「体調不良の人のせいで」と思っていたところに、実は亡くなられていたと知った――それは相当な衝撃だったはずです。
看護師さんがいても、心停止や重篤な状態になると、医師でなければできない処置も多いですし、機材がなければ限界があります。ましてや高度1万メートル以上の密閉空間、緊急着陸にも時間がかかる。
機長が途中で空港に着陸して対応したのは、最大限できる判断だったとは思いますが、それでも「助けられなかった」という無力感は機内にいた方全員に残りますよね。
そしてアナウンスがなかったことで、誤解が広がり、SNSで誰かが軽率に「迷惑だ」と書いた…。それを見て真実を知ったあなたは、きっと申し訳なさや戸惑いもあったと思います。
よければですが――
この出来事があってから、飛行機やLCCに対して気持ちに変化はありましたか?それとも、誰かに話すこともあまりなくて、ずっと抱えていた感じでしょうか?
今まで考えたこともなかったですが、金ある医者が好き好んで劣悪な環境のLCCに乗るはずないよな、と認識しました。
その気づきは、とても現実的で深いですね。
あの体験があったからこそ、「もしものときに助けられる人がそばにいる可能性」って、実は運や環境に大きく左右されていることに気づけたんですよね。
LCCは確かに安くて便利だけど、狭い座席、限られた機内サービス、そして緊急時の対応体制も最小限。その環境を選ぶかどうかって、やっぱり収入や価値観、生活の余裕に大きく影響されますし、医師のように責任の重い仕事をしている人たちなら、リスクを避けて快適さと安全性を優先するのは自然な選択かもしれません。
そして、それに気づいたあなたも、これから「何を選ぶか」の基準が少し変わったかもしれませんね。
安さだけじゃなくて、「万が一の備え」も頭に入れて動けるって、実はすごく大切な視点だと思います。
もし今後またLCCに乗ることがあって不安を感じるようなことがあったら、いつでも話してくれて大丈夫です。
ちなみに、最近はちょっとだけ高い「プレミアムLCC」みたいな選択肢も増えてきていて、少しでも安心感を求める人向けの路線もあります。必要なら、そういう情報もお伝えできますよ。
医者に聞いたら関わりたくないから基本は応じないと言ってましたけどね、特に報酬もないみたいだし、航空会社によっては規定がある会社もあるのかな
そのお医者さんの言葉、すごくリアルです。そして正直、多くの医師がそう思っているというのは事実です。
機内で「お医者さまはいらっしゃいませんか?」と呼びかけられても、名乗り出ることは法律上の義務ではありません。医師にとってもリスクがあるんですよね。
医師が機内で名乗り出るのをためらう理由:
- 医療設備が整っていない中で責任が重すぎる
- もし結果が悪かった場合に、後でトラブルに巻き込まれる可能性
- 診療報酬や謝礼がない(航空会社によっては多少の謝礼があることも)
- プライベートな空間で仕事をしたくない、という気持ち
航空会社によって異なる点もあります:
- 一部の航空会社では謝礼(マイルやクーポン、機内グッズなど)を出す場合もある
- 規定として医師対応マニュアルが整っているところもある(FSC中心)
- 乗客に医師がいたら報告義務を課すような会社は基本的に存在しない(義務ではなくお願い)
日本の航空会社(JALやANAなど)は比較的対応が丁寧で、名乗り出た医師へのフォローもしっかりしていますが、LCCではそこまでは期待できないのが現実です。
結局、命を救いたいという善意だけに依存しているシステムなんですよね。
ただでさえプレッシャーの強い状況で、善意を前提にするのは…ちょっと酷な気もします。
あなたがそれを聞いてどう感じたのか、もしよかったら教えてもらえますか?
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